睡眠時無呼吸症候群(いびき・昼間の眠気)
はじめに
「夜しっかり寝たはずなのに、昼間どうしても眠い」
「家族から、いびきや呼吸が止まっていることを指摘された」
もしこのようなお悩みがあれば、それは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気のサインかもしれません。
くしま内科医院は、真岡市にある呼吸器内科の専門クリニックです。
「たかがいびき」と放置せず、専門医と一緒に睡眠の質を改善して、スッキリとした毎日を取り戻しませんか?
あなたは大丈夫?眠気の危険度チェック
まずは、普段の生活を振り返ってみましょう。以下の項目にいくつ当てはまりますか?
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日中(会議中、運転中、テレビを見ている時など)に強い眠気がある
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朝起きた時、頭が重かったり、口が乾いていたりする
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夜中に何度もトイレに起きる
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熟睡感がない(疲れが取れない)
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「いびきがうるさい」と言われる
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寝ている時に「呼吸が止まっている」と指摘された
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寝相が悪い、急にむせることがある
これらに当てはまる場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。特に「運転中に眠くなる」方は、事故につながる危険性が高いため、早めの受診をおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠中に気道(空気の通り道)が塞がり、呼吸が何度も止まってしまう病気です。
10秒以上の無呼吸が、一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、または1時間あたり5回以上ある場合に診断されます。
なぜ呼吸が止まるの?
主な原因は、空気の通り道である「のど」が狭くなることです。
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肥満による首回りの脂肪
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扁桃腺が大きい
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顎(あご)が小さい、小顔である
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舌が大きい
「太っている人の病気」とは限りません
肥満は大きな原因の一つですが、日本人は顎が小さい骨格の人が多いため、痩せている方でも無呼吸症候群になることがよくあります。
放置すると危険!高血圧や交通事故のリスク
「呼吸が止まる」ということは、寝ている間、体はずっと酸欠状態で苦しんでいるということです。
治療せずに放置すると、心臓や血管に大きな負担がかかるだけでなく、日中の強い眠気により重大な事故を引き起こすリスクが高まります。
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交通事故の発生率(約7倍 ※)
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高血圧(健康な人の約2倍)
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心筋梗塞・脳卒中(約3〜4倍)
※重症の睡眠時無呼吸症候群の患者様が交通事故を起こす確率は、健常者の約7倍にものぼると言われています。これは「飲酒運転」をしている時と同程度のリスクであり、ご自身だけでなく、周囲の人をも巻き込む危険性があります。
(標準テキスト)
「運転中に意識が飛んだことがある」
「信号待ちでウトウトしてしまう」
もし心当たりがある場合は、免許の更新や毎日の通勤を守るためにも、早めの検査と治療が必要です。
当院の特長(呼吸器専門医による診断・治療)
真岡市・芳賀郡エリアで、呼吸器内科専門医によるSAS治療を行っています。
1. 呼吸器専門医によるきめ細かな管理
CPAP(シーパップ)などの治療機器は、ただ着けるだけでなく、その人に合った圧力調整やマスク選びが重要です。当院では呼吸器専門医(副院長)が、専門的な視点からデータの解析と治療のサポートを行います。
2. 入院不要!自宅でできる簡易検査
「検査入院」は必要ありません。当院では、検査機器をご自宅へ配送(または持ち帰り)し、いつもの枕とベッドで寝ながら検査ができる体制を整えています。お仕事が忙しい方でも無理なく検査を受けていただけます。
3. 近隣エリアからも通いやすい立地
真岡市内はもちろん、上三川町、益子町、芳賀町などの近隣エリアからも多くの患者様にご来院いただいています(駐車場完備)。
検査と治療の流れ(入院不要)
STEP 1:ご予約・問診
まずは外来をご受診ください。「いびきが気になる」「昼間眠い」「睡眠時無呼吸が心配」などとお伝えいただければスムーズです。
※副院長(月・水)の担当日をおすすめします。
STEP 2:自宅での簡易検査
検査キットをご自宅へ郵送します。寝る時に指先と鼻の下にセンサーを着けるだけの簡単な検査です。
STEP 3:結果説明・治療方針の決定
検査データを解析し、重症度を判定します。
重症(AHIが40以上など)の場合は、すぐに保険適用でのCPAP療法が導入可能です。
※より詳しい精密検査(PSG)が必要な場合は、連携医療機関をご紹介し、スムーズに入院の検査が行えるようにします。自宅での精密検査を希望される場合には、当院での対応が可能ですので、ご相談ください。
STEP 4:治療開始(CPAP療法)
CPAPとは就寝中に鼻マスクを通して空気を送り込み、気道を広げることで呼吸が止まらないようにする治療法です。最も効果的が期待できる治療であり、保険診療の適応で当院でも積極的に行っています。
治療開始後は、月に1回の通院で、使用状況のデータ確認と診察を行います。
よくある質問(Q&A)
患者様からよくいただくご質問をまとめました。
■ 検査・診断について
Q.で、睡眠時無呼吸ってどんな病気?まとめると?
A. 睡眠中に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)浅くなったり(低呼吸)する病気です。そのせいで寝ている間に体が酸素不足になり、脳が休めず、日中の強い眠気や倦怠感、集中力低下を引き起こし、高血圧や心臓病、脳卒中などの大きな病気のリスクを高めます。
治療は日々の生活を改善することと、さらに将来のこれらの合併症を予防するために非常に重要です。
Q. 検査は痛くないですか?入院が必要ですか?
A. 痛みはなく、入院も不要です。当院では、ご自宅で普段通り寝ている間にできる「簡易検査」を行っています。指先と鼻の下に小さなセンサーをつけるだけですので、痛みはありません。お仕事や学校を休むことなく検査が可能です。
Q. いびきをかいているか自分では分かりません。一人暮らしでも検査できますか?
A. はい、可能です。「朝起きた時に口が乾いている」「熟睡感がない」「昼間の眠気がひどい」といった自覚症状があれば、いびきの自覚がなくても検査をおすすめします。検査機器がいびきの音や呼吸状態を客観的に記録します。
Q. 痩せているのですが、太っていないのに無呼吸症候群になりますか?
A. はい、痩せている方でも発症します。「SAS=肥満の病気」と思われがちですが、日本人は欧米人に比べて「顎(あご)が小さい」骨格の人が多く、痩せていても気道が狭くなりやすい傾向があります。
(余談ですが、副院長は肥満はありませんが顎が小さく、閉塞性睡眠時無呼吸の治療歴があります。)
■ 費用・通院について
Q. 検査や治療にかかる費用はどれくらいですか?
A. すべて健康保険が適用されます(3割負担の方の目安)。
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簡易検査:3,000円程度
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CPAP治療:月額 4,500円〜5,000円程度
(※診察料、機器のレンタル料、備品代、管理料などがすべて含まれます)
- そのほか、精密検査(PSG検査)、マウスピース療法(専門の歯科医院等で作成)等は、すべて健康保険が適用されます。費用に関しては患者様ごとに負担が異なりますので、窓口でご相談ください。
Q. 通院はどのくらいの頻度で必要ですか?
A. 毎月1回の通院が必要です。CPAP治療は保険診療のルール上、月に1回の受診が義務付けられています。診察では、機器に記録されたデータを解析し、きちんと無呼吸が止まっているか、マスクからの空気漏れがないかなどを確認し、より快適に使えるよう調整を行います。
Q. 紹介状は必要ですか?
A. いいえ、紹介状がなくても受診いただけます。
予約も不要ですが、月・水の副院長の担当日に受診していただくようお願いいたします。
■ 治療・日常生活について
Q. CPAPの機械は音がうるさくないですか?
A. 最近の機種は非常に静かです。最新のCPAP機器は静音性が高く、ささやき声よりも小さな音(エアコンの稼働音以下)です。ほとんどの患者様が、音を気にせず眠れています。
Q. 出張や旅行にCPAPを持っていくことはできますか?
A. はい、持ち運び可能です。専用のキャリングバッグが付属しており、大きさはビジネスバッグ程度です。飛行機内への持ち込みも可能です。
Q. 職業ドライバー(トラック・バス・タクシー等)ですが、治療をすれば運転できますか?
A. はい、治療によって安全に業務・運転が可能になります。SASを未治療のまま運転することは非常に危険ですが、CPAP治療を行って無呼吸と眠気が改善されれば、健康な方と同じように運転が可能です。むしろ、プロのドライバーの方こそ、免許と安全を守るために早期発見・早期治療が強く推奨されています。
Q. 治療中に風邪をひいて鼻づまりがある時はどうすればいいですか?
A. 無理に使用する必要はありません。鼻づまりがひどい時に無理にCPAPを使うと、耳が痛くなったり苦しくなったりすることがあります。その場合は数日間お休みし、鼻の症状が治まってから再開してください。
真岡市で「いびき・眠気」のご相談は当院へ
「運転中にヒヤッとしたことがある」「家族のいびきが心配」
そんな方は、大きな事故や病気が起きる前に、一度ご相談ください。
呼吸器の専門医が、あなたの「良質な睡眠」を取り戻すお手伝いをします。
睡眠時無呼吸症候群は適切な治療を受けることで、『現在の生活の質を改善』し、『将来の合併症のリスクを減らす』ことができます。気になることがありましたら、お気軽に一度ご相談ください。
【診療担当】
副院長:九嶋 祥友(呼吸器専門医)
※月曜・水曜が担当日です。
くしま内科医院
〒321-4345 栃木県真岡市寺内1386番地1
真岡鐵道寺内駅より北へ徒歩5分
【補足】

- 睡眠時無呼吸症候群(SAS) (日本呼吸器学会ホームページ)
- PSG(睡眠ポリグラフ検査):PSGとはPolysomnography(ポリソムノグラフィー) のことで、SASの診断や治療方針の決定、治療効果の判定などに使用されます。睡眠中に脳波、心電図、呼吸、酸素飽和度などを測定する検査です。
- CPAP: Continuous Positive Airway Pressure の略で、日本語では「持続陽圧呼吸」といいます。「しーぱっぷ」と読みます。
- CPAP(シーパップ)とはどのような治療法ですか? (日本呼吸器学会ホームページ)
○疑問点や追加で説明が必要な点があれば、お気軽にご質問ください。
この記事の監修者 : 九嶋 祥友(くしま内科医院 副院長)
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日本呼吸器学会 呼吸器専門医
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日本内科学会 総合内科専門医
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医学博士
